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念願の“ご対面”

資生堂ギャラリー『都市に生きるアール・デコ』展 
 
ギャラリートーク  稲葉 なおと × 福島 まりこ

2006年 4月22日 (14時~16時)


【稲葉氏衣装】
クタッとした風合いの浅目Vネックでオフホワイト無地長袖Tシャツ。
インナーにグレーのタンクトップ(?)がTシャツ襟からチラ見え。
ボトムは黒の細身のストレートデニムで、センタータックラインあり。
足元は黒スニーカー。


(スライドでいくつかの写真を紹介しながら、福島さんが聞き手としてのトーク)


【以下トーク内容まとめ】


《アール・デコとの出会い》
初めての職場である商業建築事務所で、
クライアントからの要望として頻出した言葉であり、
つまり、「アール・デコ」とは人を魅了し呼び寄せる効力があるものだと認識。


《商業建築》
商業建築の設計は集客力によって評価される。
そこで学んだこととして、自分で物事を決めることの難しさであることを、
ブティックのフィッティングルームのフックの位置決めを迫られた時のエピソードを
引き合いに出してのお話し。


《今回の仕事の経緯》
資生堂からの依頼に関して稲葉氏の疑問から発する担当者との会話内容。
取材場所を書籍やネットにてチェック。(ネット画像にある虚構と効果)
スタッフ無しで、稲葉氏一人で一般ゲストとしての視点から撮影するスタイル。
取材態勢に関して不安がるホテル側のエピソード。


《ホテル》
ホテルに自分が相応しいゲストであるという気持ちになれば、
もう自分は滞在しなくてもそこのホテルのゲストになれるはず。
単なる滞在場所としてだけでなく、ホテルの機能を使い尽くしたい。
宴会場の客はホテルの格を表しているので、どこのホテルでも宴会場をのぞく。
そして客の靴をチェックすることでもわかる。


《写真》
写真への入り口は資料の一つとしての位置づけでの撮影。
カメラはミノルタR7000・オートフォーカスが初めて使用したもの。
建築家でもある稲葉氏としては、建造物のディティールに注目して、
設計者の意図や職人のこだわりなどを写真に留めたい。
(写真を見たら職人さんが喜んでくれるような...)

ホテルの雰囲気や印象が表現されてるような写真にしたい。
(その時その場所にしかなかった風景)

デジタルにはないアナログの緊張感が好ましいが、
途中での現像チェックは欠かせない。
稲葉氏はポジフィルム使用。
今回使用フィルム数は36枚撮り800本。


《撮影裏話》
一見した時には、一度に多くの情報が入りすぎて、
見ているようで見えていなかったりする。
同じ場所で滞留時間を長くしてじっと見つめることによって、
今まで見えていなかった部分が見えてくる。
自分にしか気づかないかも知れぬ発見の面白さ。

アール・デコ建築のホテルをいくつも撮影してるうちに芽生えた
ホテルとの競争意識に似たもの。
「これくらいは頑張って当然でしょう、、、そんなんじゃ驚かないよ….」

高層ホテルは頂上の先端部分が見所であり、
地上からの視点での景観を計算されたうえでの設計。
上・下それぞれの視点の違いによる景観。
稲葉氏流ホテル内潜入術。
(目と目が合ったら、視線を逸らさずニッコリ!「Hi!」、、、)

ニューヨークは高層ビルが林立し、法規制により上階にいくほどに
セットバックする構造になっている。

自分のイメージ通りに撮りたいために、担当者と撮影時間交渉の末
得られた数分間だけのワンショット。
他、秘話多数。


以上、順不同であり、稲葉氏の言葉通りではないがトーク内容を
自分で項目別に覚書程度にまとめてみた。


*******************************************************************


私はすでに稲葉なおと氏の著書を3冊読んでいる。
その文章から感じられた印象通りで、実際にお会いした稲葉氏は
私にとってはとても魅力的な人物であった。

ほどよいトーンの声でよどみない語り口は軽妙であり、
意図的ではなくても何度も笑いを誘い、
聞く者に退屈する間を与えないような話し振りであった。

きっと稲葉氏自身の視点の面白さやこだわりが人を惹きつけるのではないかと
思うのだが、ホテルを丸ごと堪能してしまおうという執着心があり、
設計者と職人の仕事に対しては良き理解者であり、
建築家としての愛情に溢れている。


ここには書ききれないほどの撮影裏話がたくさんあるのだが、
その撮影中の稲葉氏の態勢なり心境の移ろいがとにかく面白い。
文章からしても、読んでいると目の前にその風景が広がりを見せてくれるように、
話し言葉でも同じく、状況が手に取るように感じられるくらいに話術にも長けて、
観察眼鋭く、表現力のある方なのだと感心させられた。

ご本人は撮影裏話をすることで、写真を見てそれぞれの人が自由に
感じ取られることを邪魔することになりはしないかと危惧されていたが、
それは否である。私に限っては。

実際、トークショーに参加する前にギャラリーで展示されてる写真を
鑑賞していたのだが、その時の印象が裏話を聞いたことで打ち消される
どころか、もっと膨らみを持って写真そのものが語りかけてくるようだ。


予想以上に楽しいひと時であった。
稲葉氏の初の写真展であり、初のトークショーに参加できたことに感謝。

そして終了後には初の写真集である『ART DECO the HOTEL』に
私の名前入りでサインをしていただき、おまけに握手もして、
その上、少し会話することも出来て、なんともまぁ幸せな一日だったこと。v


稲葉氏の手もかなり美しいと思った。(遺伝子の力?)
私の大好物の方の手よりも少し厚みがあって、触れた時の感触は柔らかくて
温かい手だった。
サインしている時も、一人一人に優しく丁寧で物腰が柔らかくて、
気遣いのあるとっても誠実そうな人柄が感じられた。



昨日今日は「なおとさぁ~~~ん!」ってな私。


「代理店ではありませんが、、、」(稲葉氏の受け売り)
稲葉氏の写真展は資生堂ギャラリー(銀座)にて、
2週間ごとに展示内容を替えて5月28日まで開催予定です。(無料)





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2006.04.23 | | Comments(2) | Trackback(0) | その他

コメント

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2006-04-26 水 01:48:00 | | # [ 編集]

コメントありがとうございます。
とても驚きました。

2006-04-27 木 21:35:28 | URL | 志凛 # [ 編集]

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