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男の子とタンポポ

図書館からの帰り道のことだが、
車道を挟んで反対側の歩道を小学一年生くらいの坊主頭の男の子が歩いていた。
手にカゴのようなものを持っていた。
カゴの隙間から見える物体から想像すると、
きっと遊び道具でも入っているのだろうか、、、。


男の子と同じような速度で歩いていたのだが、
ふとその子が立ち止まったと思ったら、いま来た道を少し後戻りしてしゃがんで、
道端のタンポポを摘んだようだった。
摘んだものをじっと見ていて、すぐに歩き出す気配が無い。
どうしたのかと思って、私はかなりゆっくりと歩きながら、
まだその男の子を見ていた。

すると手に持っていたものに勢いよくふぅ~っと息を吹きかけた。
そうか、、、あれはタンポポの花じゃなくて綿帽子だったんだ。
綿毛を吹き飛ばしたら満足気に、またさっきと同じ進行方向に向かって歩き始めた。


たぶん、それを見て私はフフッとにこやかな表情になってたのかもしれない。
いいなぁ~。。。。。
あの時の男の子にとっては、頭の中にはきっと目の前のタンポポのことしか
なかったんじゃないだろうか?


いや、待てよ。
もしかしたら、おばあちゃんと一緒に吹き飛ばしたタンポポのことを思い出し、
今は亡きおばあちゃんのことを思い浮かべてたのかもしれない。
タンポポを見つけて、おばあちゃんのことを想ったのかもしれない。
想う人がおばあちゃんではなくても、タンポポと共にある想い出の人が
あの子の心の内にあったのかもしれない。

または、本当にただ単純に綿毛を吹き飛ばしたい衝動にかられた
だけなのかもしれない。

そうだ、単純に決めつけてはいけないよなぁ。

私は、その光景を見てすぐさまに、あんなちょっとしたことでも楽しいんだろうとか、
目先の楽しみだけに夢中になれる子供時分はいいよなぁ、なんて思ってしまった。
そうとは限らない。



ただ、私がそんなふうに思いたかっただけなのだろう。
そう思うことが、自分の安定につながるものだったのだろう。

どうして後戻りしてタンポポの綿毛を吹き飛ばしたのかなんて、
あの男の子自身しか知らないこと。



♪わかるもんじゃない そうは簡単に
人の気持ちなんて ねぇ? 神様 ねぇ?



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2006.04.27 | | Comments(0) | Trackback(0) | 雑感

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