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雨粒の軌跡

わたしは植物です。
植物になってみました。


常人には理解不能な突拍子もないことを言っている人に対して、
今ここで疑問を持つことは、全く無意味なことだと思います。






わたしの体は、すくっとした太めの緑の茎を持っています。
かなり養分も水分もたっぷり含んでいて丈夫です。
その体内の維管束の一部分が、
ブチッ、ブチッとちぎれる鈍い音が聞こえてきました。
それでもまだ立っていられます。
もちろん生きています。



そして、水溜りに落ちる雨粒をただぼんやりとながめているのは、
稲葉浩志ではなくて、わたしだということは知っていました。
だからこそ、いつだったか稲葉浩志に水溜りを眺めさせたのでしょう。
見てほしかったのでしょう。


無数の雨が水面に丸い軌跡を描いては消えていきます。
雨が降り続くかぎり、
そのわずかな窪みにできた水溜りは雨粒の軌跡をのみ込んでいきます。
どれもこれも同じようではあるけれど、ただひとつとして同じではありません。
しかし一見すると一定の表情にしか見えない、
水溜りに落ちていく雨の風景です。



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2006.10.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | 雑感

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