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雑誌で君を見つけた

図書館から借りてくる本の中には雑誌も何冊かある。
そのときの気分によって雑誌は様々だ。

たまたま、ある雑誌の中で知り合いの名前を見つけて驚いた。
何年か前までは、会わなくなってからもハガキのやり取りが年に1.2度はあったし、
友達を介してちょっとした近況は小耳にはさんでいた。

いつのまにか思い出すこともなくなっていた人。
たぶん相手も私のことは忘れているだろう。






雑誌で名前を見つけたことで、仕事が軌道に乗って順調であることがわかった。
たぶん私が見たこともない、知らない人のような表情になっているのだろうと思う。
私たちが同じ時間を共有した時のM(仮名)は、
まるで迷路の中で出口の方向も全く見当がつかず、うろうろと彷徨っているようだった。
きっと、そんな状況だったからこそ立ち止まった時間。

意識的に遠ざけたはずなのに、
神様のイタズラかと苦笑したくなるような巡りあわせが重なって
自然と自分の目の前には水路が開かれてしまったような感覚だった。
その小さな水路をさっさと私が堰き止めたのに、
そこの水を溢れ出させてしまったのはMだった。
結局は奇妙にねじれたような空間で非日常性の心地よさに少し漂ってみた。

対象と向き合うことで、私は、知らない自分の顔が引きずり出されてくる。
そして私の目の中に映るMの姿を見て、Mは自分自身に気づくこともある。


「今、○○駅に着いたところ。半年くらい住み込みでこっちで働くことにした」
と、山深い高地にある駅のホームからいきなり電話をかけてきた。
半年後には戻ってきて、そしてまた遠くへとしばらく旅に出た。
そこで見つけた自分の居場所。
探し物をやっと見つけたように興奮したMからの手紙は
喜びが溢れていて文面の字が躍っていた。



今、初めてお互いを目の前にしたとして、
きっと私もMも振り向きもしなければ、決して立ち止ることはないのだろうと思う。
二度とない一瞬の時の中にこそ、めぐり合う縁があるのだろう。


あのときの自分、あのときのM、あのときだからこそ.....


そして稲葉さんとも。
アナタとも。





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2007.02.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | 雑感

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