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薫風

風薫る五月とはよく言ったものだ。

休日に若者たちでにぎわう街中を一日じゅう歩きまわっても、
人ごみ嫌いな私でさえ苦もなく、さほどの疲労感もない。







真夏の情け容赦ない陽射しとは違い、
強烈ではないが少し遠ざけたいぐらいの陽光は
肌を撫でていく乾いた風により、ちょうどよい眩しさに変わる。
さらに、木々の艶やかな新しい緑色が目に飛び込んできて
清々しさを演出してくれる。

梅雨前の今頃は体に優しい季節だ。
こんな季節にふと鼻歌として出てくる歌がある。




♪風の言葉に 諭されながら
別れゆくふたりが 5月を歩く




『5月の別れ』     作詞・作曲 井上陽水

いつか遊びに行きたいなんて
微笑みを浮かべて 5月の別れ
月と鏡はおにあいだから
それぞれにあこがれ 夜空をながめ

星の降る暗がりでレタスの芽がめばえて
眠りから醒めながら 夢をひとつだけ
あなたに叶えてくれる



これは2番の歌詞だが、
特に「星の降る暗がりで~」というくだりが好きなところ。


この曲は1993年リリースされたもので、確かCMソングとしても流れていた。
稲葉浩志の歌詞も素晴らしいけれど、
井上陽水の歌詞にも感嘆するところが随所にある。


この曲に関して言えば、
なんと言っても「5月」と「別れ」を結びつけてしまうところが面白い。
5月といえば、自然界においても感じられるように、
新しき事の「始まり」から歩き出し、
いかにも今まさに滑り出していくようなイメージであるが、
そこへ別れという一つの「終わり」を合体させている。
そのことにより、「別れ」に潜在する光と影が巧みに表現されていると思う。
「月と鏡はおにあいだから」の、照らし映しあうモノとしての比喩表現は、
本当にゾクッとするところだ。




初秋の風も気持ちいいが、初夏の風も気持ちよく、
そのうえ寂しさを連れてこないのがいい。



明日もまた、爽快な薫風を感じながら
稲葉さんがどこかで自転車を走らせているのかもしれない。






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2007.05.13 | | Comments(2) | Trackback(0) | 雑感

コメント

こんばんは、志凛さん。

つい先日まで寒い寒いと思っていたのが嘘の様に、
最近は日中暑い日々が続いていますね。
部屋の室温も急上昇中です(笑)
まあでも、これぐらいの気温がちょうどいいですね。

井上陽水さんの曲はあまり存じ上げていないのですが、
えぇと『少年時代』は有名ですから知っていますが、あとは
「さがしものはなんですか♪」というヤツぐらいです。

でも『少年時代』の詞は、なんか不思議な魅力があるんですよね。
出だしの「夏が過ぎ風あざみ」という一節で、
すーっと詞世界に吸い込まれていくようで。
『少年時代』の曲調なのか、詞なのか、井上陽水さんの歌声が
そうさせるのか、過ぎ行く夏の、何ともいえぬ寂しさを感じる
不思議な曲なんですよね。

>なんと言っても「5月」と「別れ」を結びつけてしまうところが面白い。
5月といえば、自然界においても感じられるように、
新しき事の「始まり」から歩き出し、
いかにも今まさに滑り出していくようなイメージであるが、
そこへ別れという一つの「終わり」を合体させている。

『May』という曲は、松本さん曰く「五月病」がテーマだそうで(笑)、
『May』の詞の世界も、彼女との「別れ」が前提として成り立っていて、
主人公はその呪縛(?)から解放されて新たな「始まり」というものを
得ようと旅立とうとしていましたよね。
結構、『May』の詞のような、ストレートじゃない(主人公=彼女=恋人じゃない)ものが好きなんです。

2007-05-14 月 21:21:18 | URL | Magnolia # [ 編集]

こんばんは、Magnoliaさん。
寒さに凍える心配もなく、快適な気温にホッとしている志凛です。(笑)

>『少年時代』の曲調なのか、詞なのか、井上陽水さんの歌声が
そうさせるのか、過ぎ行く夏の、何ともいえぬ寂しさを感じる
不思議な曲なんですよね。

『少年時代』は井上陽水さんの楽曲の中ではちょっと異色だと
思っているのですが、とてもシンプルで、表現も直線的だと感じています。
抑制された感情の中にも、Magnoliaさんがおっしゃるように、
過ぎ行く夏の寂しさがしみじみと表現されていると思います。
タイトルである『少年時代』は、
まさにそのような寂しさを実感する年頃ですよね。

>『May』という曲は、松本さん曰く「五月病」がテーマだそうで(笑)、

そうでしたね。
5月といえば「五月病」というものがあって、
新しいスタートでのちょっとした躓きがある時期でもありました。
でも、やっぱり『May』でも新たなる光が見えていますね~。
5月って、別れから新たな旅立ちに向かいやすい月なのかしら?(笑)
多少、季節感は影響するかもしれませんが、
何月であろうと関係なく、
くっついたり別れたりするのが男女の仲でしょうね。(笑)

>結構、『May』の詞のような、ストレートじゃない(主人公=彼女=恋人じゃない)ものが好きなんです。

って、稲葉さんの恋愛の歌詞はそれが殆どじゃないですかっ!(笑)

2007-05-14 月 22:30:37 | URL | 志凛 # [ 編集]

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