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時代の合わせ鏡

黒一色のゆったりとした空間が広がり、
その壁面のシンプルなポスターに引き寄せられるように覗き込むと、
面白そうな展示物があるようで、美人の受付嬢に尋ねてみたらば、
どうやら無料で鑑賞できるとのこと。
食後の腹ごなしに巡ってみることにした。

というのは、眠くて昨日書き損ねた無料展覧会のこと。






『アドフェスト2007展』アジア最大の国際広告祭

070628_0928~01.jpg


1998年、タイのチェンマイで産声を上げた「アドフェスト」は、今年、10周年を迎えました。目覚しい発展を遂げつつあるアジアを代表する広告祭として、いま世界的にも注目を集めています。
この「アドフェスト2007展」は、去る3月14日から17日まで、タイのパタヤで開催された第10回アジア太平洋広告祭(アドフェスト2007)の受賞作品を紹介するものです。





無料だから、たいした展示数でもないだろうと思っていたら、
結構な物量で見応えのある興味深いものだった。
一人だったら2時間くらいは観ていたかも...

20世紀の広告として、明治後期から平成までのグラフィック広告作品が
時代別に展示されてあり、それらにはやはり、その時代が映し出されている。
戦時下におけるキャンペーン広告には、
かぼちゃ作りを奨励するポスターなどがあり、
やはり色彩的にも社会情勢の色合いが反映されているような気がした。

大正期の新聞広告だったかはっきり覚えていないが、
タブロイド紙くらいの大きさに商品名が一面に印刷されてあり、
そのネーミングがとても直接的でストレートなものが多いと思った。
例えば『眼活液』(目薬)とか、『子宮玉』(秘薬)なんてかなり面白い。
『キレー水』は化粧品だったかな...
とにかく仔細に見ていると面白い発見がある。
また、古い時代ほど文字が絵画的で美しく、
画一的ではないからそれぞれが味わい深くて見惚れた。


20世紀を10年単位に区切り、当時の新聞・雑誌・ヒット商品などの実物と
レプリカなどが壁にコラージュして展示されてあるコーナーがあった。
その時代が集積され、まとまった形で視覚的に訴えかけられると、
風俗や文化などの変遷を感じ取ることができる。
展示形態で、かなり印象が違ってきたりするものかもしれない。


歌舞伎の錦絵には商品名が組み込まれて広告の役割をしていたとか、
まだまだ印象的なことがたくさんあるのだが、最後にひとつ。



ヒネリがあって面白いと思ったのが外国の外看板で、
安全運転を促すための警告看板なのだろうが、
狭隘な山道や見通しの悪い急カーブなどに立てられた看板には、


“178k HOSPITAL”

と、その地点から病院までの距離を表示しているのだ。






カレッタ汐留の「アド・ミュージアム東京」で
7月7日(土)まで開催中です。(月・日は休館)
入場無料。




広告だけれどもアートとしても鑑賞できて、
装飾の一つとして飾りたくなるような作品もある。
実に独創的で、いい仕事しているものが多いと思った。
残念ながら、B'zのCDジャケットには、そんなのないよなぁ....
CDのジャケットだって広告としての働きが必要だと思うけれども....





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2007.06.28 | | Comments(2) | Trackback(0) | その他

コメント

こんばんは、志凛さん。
何とか学期末試験を乗り切ったMagです(笑)
この夏は、やるべきことが山積みで暑い熱い夏になりそうです。

実は、Magは大学で広告を勉強しています。
ゼミ担当の教授も広告論・広告研究の分野では
かんなり有名な方(入学当時はまったく知りませんでしたが…汗)で
先生のご指導ご鞭撻のおかげで、刺激的な日々を過ごせています。
やっぱり、大学生活はこうじゃなくっちゃいけません(笑)

現在の広告と昔の広告とでは、
表現の仕方はまったく違ったものでしょうね。
広告の役割も時代の変遷とともに徐々に変わってきています。

昔は商品の機能性さえぱぱーっと書いとけば売れてたんですよね。
それは当時が需要・市場の創造期だったからで、現在では
(商品にもよりますが)機能性を謳った広告ではなかなか…。
今は需要成熟期と言われていて、同じような機能性を
もっている中で、いかにそれらを他社製品との
差別化を図るかが主要な論点になっています。
だから現在の広告論の中心的議題は「ブランド論」になってるんです。

志凛さんが大好きなハーゲンダッツは、
広告を学ぶ人間なら一度は勉強するブランドです。
ハーゲンダッツのブランド構築はお見事!
しかもおいしい!!(笑)
最近では、任天堂が「本気で」新たな市場開拓をしようと
している姿に頼もしさを感じているMagでした。

2007-07-29 日 00:13:31 | URL | Magnolia # [ 編集]

Magnoliaさん、こんばんは。
試験勉強、お疲れさまでした。
とはいっても、まだまだお忙しそうですが、
充実した刺激的な日々をお過ごしのようで何よりです。

Magnoliaさんの専攻はマスコミ関連なのかと想像していました。
広告を学ばれていらっしゃったんですね。
とあれば、私なんかと違ってMagnoliaさんは、
きっと広告に関する深いご考察をお持ちなのだろうと思います。

おっしゃるとおりに、時代を追って展示広告を眺めていると、
広告の表現法や機能性などの移り変わりが感じられました。
最初は、広告それ自体が目新しいものであり、
それだけで衆目を集めることができたのではないかと想像します。

>今は需要成熟期と言われていて、同じような機能性を
もっている中で、いかにそれらを他社製品との
差別化を図るかが主要な論点になっています。

今は至るところに広告が溢れていますし、
もちろん類似商品も少なからずあるわけで、
そんな需要成熟期ですかぁー、そんな中では、
消費者を惹きつけるために他社製品との差異をいかに生み出し、
それを浸透させるための戦略の一つとして、
広告がかなり重要な役割を担っているのかもしれませんね。

>志凛さんが大好きなハーゲンダッツは、
広告を学ぶ人間なら一度は勉強するブランドです。
ハーゲンダッツのブランド構築はお見事!
しかもおいしい!!(笑)

ハーゲンダッツが大学の教材として取り上げられるなんてスゴイ!
どのようにブランド構築がお見事なのか教えていただきたいくらいです。
かねがね思っていましたが、ハーゲンダッツのCMはアイスクリームなのに、
あの妙にセクシーで悩ましげな作りが、極上の高級感と官能的な甘さを
表現しているようで上手いなぁ~と感心していました。
たかだかアイスクリームなのに、
ミスマッチと思われるかもしれないのに、
「アハァ~ン(*´д`*)」と身悶えしちゃってる不健全なところが、
私的にはgoodです。(笑)
実際に味わってみて、やはり納得のCMですね。

2007-07-30 月 22:43:43 | URL | 志凛 # [ 編集]

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