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不完全燃焼

あのですね・・・・・














わぁっ!!

071013_1238~02.jpg



少しは驚かれましたか?
悪趣味だったかしら...






これで3度目の能楽鑑賞。
事前講習会も含めてほぼ4時間とたっぷり。
ただ長時間というだけではなくて、
能鑑賞するにはかなり集中力を要するので、けっこう疲れる。


期待の演目だったけれど...


『俊寛』 能
『呂蓮』 狂言
『葵上』 能


狂言のシテは人間国宝の野村万作氏。
さすがに立ち姿というのか、所作が美しいと思った。
単純化しデフォルメされたような、舞いを基本とした動作は、
軽妙で、洗練された型の美しさがあると感じられる。
野村万作氏には色気があって、
年齢を感じさせない華やいだ若々しさが匂い立つような気がした。




能の演目で私が好みとする内容は、怨霊・生霊・狂女ものだとか、
そういった類で後シテが般若の面をつけるような、
ドロドロとして悲哀に満ちた世界が好きなのだが、
この『葵上』もそのひとつ。

簡単に言うと、かつて光源氏の寵愛を受けていた六条御息所が、
今や寵愛の対象となっている葵上に嫉妬して、
生霊としてとり憑いて煩悶するという内容。


残念ながら、この世のものではないはずの生霊も怨霊も、
私にはさっぱり見えてこなかった。
ただ般若の面をつけた人間にしか見えなかった。
どうしてだろうか...
シテの舞も、全身からも妖気が全く感じられない。
体から発せられるような「気」が漂っていなくて、
私には何も伝わってこなかった。

前2回とも、日常では得られないような感覚が何かしらあって、
しばらくはその余韻に浸って、
なかなか日常世界に戻れないような心地よさがあったのだが、
今回は残念ながら余韻も何もない。
でも、終演後の観客からは「やっぱり『葵上』は面白いね~」
という感想もチラホラ聞こえてきた。
『葵上』は演目の中でも上位を争う大人気の演目らしい。


囃し方の音も、あまり気持ちよく聴こえてこなくて、
全体的に緊張感がなくてスイングしていないような感じだった。
前回の能鑑賞の時、笛の音に感動して、かなり印象的な囃し方だったから、
そのせいかもしれないけれど....



まっ、こういうときもあるのだろう。
でも、絢爛豪華な能装束を観るだけでも楽しいし、
能舞台は独特な空間で、自分だけの感受性や想像力で物語っていくような、
自由な広がりが持てるから、『能』は興味深くて面白い世界だ。
できることなら、観客の拍手がなければ好ましいのだけれども....
舞台上では終わっていても、こちらの脳内ではまだ終わらないのだから。









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2007.10.13 | | Comments(0) | Trackback(0) | その他

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