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『WA・MODE』

いつごろからなのだろうか....
美術とか芸術とか、
人がそんな意識を持ち始めたのは。

「術」なんて大層な立派らしい語をくっつけて、
人が作為的にこしらえて成り立たせているような世界。












またもや前回に引き続きサントリー美術館へ、
招待券でのタダ鑑賞。
のんきに構えていたら、昨日が最終日で焦った。

『和モード』
和


何故に美術館であんなにおしゃべりが多いの?
感想が言い合いたいならば、そこを出てからにしてくれよ!
トクトクと自分の知識をひけらかす人とか、
いちいち説明書きをなぞるように、互いで納得しあう人たちとかね。
多勢に無勢という気配なので、私も強い態度では出られない小心者。(苦笑)
ただ自分の目で見て感じ入るだけじゃダメなのか?
私なんて、連れがいても、結局いつも美術館内では別行動なんだけどね。
閑散とした美術館を選んで行くべきなのかも。



さて、この美術展は江戸時代を中心として、
女性の装いにまつわる品々が展示されていた。
その時代の風俗やファッションの変遷が垣間見られるもので、
特に、元禄期のゆったりした小袖を着流し風に身に着けて、
立膝で座っていたり、足を組んだりしている垂髪の女性の姿に憧れた。
あんなふうにゆるりとした装いはラクそうだし、
当時の、勢いのある意匠化された斬新な紋様もカッコイイと思った。
江戸元禄期には自分好みが溢れていた。

一番欲しいと思ったのは煙草道具。
漆塗りに蒔絵が施された煙草盆の機能美や、
スラリとした細長い煙管もセクシーで見惚れてしまった。
職人技が細部にまで行き渡っており、ほんとうに眺めているだけで楽しい。
きっと使い込めば使うほどに味わいが出てきて、
さらに美しさが増すようで、愛着が持てる道具になりそうだ。


現代となっては名もなき職人の技ということになるが、
こうしてガラスケースに納められ、
人々の感嘆や賞賛の言葉を浴びようとは、
職人自身予想してなかっただろうに。

美術や芸術というよりも生活に密着したところで、
それぞれの日々の営みが人の能力を引き出し、
育み、積み重ね、技として構築されていったのではないか。
世間に対する職人としての自己顕示欲なり、
功名心などというものがあったとは思えないけれども...
工程ごとの請負で共同制作というものだから、
作家的な意識は持ちようもなかったのかもしれない。
そのようなひとりひとりの熟練の技から生み出される美しさは、
柔らかな時間が閉じ込められているようであり、
そのうえにまた新たな時間を吹き込んでみたくなる。
「モノ」には命があると思わせてくれる。




もぉ~っと ながい あいだぁ~
あいしぃ~て くれぇ~ませんでしょう~かぁ~♪



なんだかね、
長く愛してみたいものは遠い「術」の世界で生きていて、
庶民には手が届かないところへいるようだ。
そしてありふれた日常は、
手軽な新しさを次から次へと使い捨てていかないと
上手く回らない世の中のようで、どうもそれに抗うには、
私にはなにかと力不足で難しいものがある。


まっ、自分が納得できる気持ちよさに
わずかながらでも近づければいいとは思っているけれども。



あ~ん、稲葉さんにも近づければいいのに....





そうかっ!
「憧れ」とは、自分から遠い世界に思いえがくものなんだな。









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2008.01.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | その他

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