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夢想花の棘

妻やお婆さんや猫が切り抜かれ、そこにはポッカリ穴があき、
ルンペンは世界一小さな金貨で空を買い、
愛の証としてベッド下には鰐がいて・・・・・・



いやなに、メルヘンの世界の話です。











ここのところ就寝前に読んでいるのがメルヘン。
寺山修司の鋭敏で繊細な感性が自由に夢想の花を咲かせ、
奇想天外なドラマを展開させている。

夢があり、言葉遊びがあり、それらが笑いを誘い、
優しい気配が立ち込める世界へと導かれていく。
まさに身体が浮遊しているような感覚になるのだが、
それだけでは済まされず、
哀しみと諦念と警告の声が木霊しているようで、
安易には呑み下せない棘がひそんでいる。



たとえば、
『寺山修司メルヘン全集』に収められている
「愛のピノキオ」の最後の一文。


人生では、ときどき嘘をつくことが
ひとを愛することになるものなんだもの。








じょうずに嘘が言えているだろうか....

ピノキオのように鼻がずんずん伸びて、
たとえ自分の顔が醜くなろうとも、
はたして哀しい嘘つきでいられるだろうか...





メディアで暴かれる数々の嘘。
そこには一片の哀しみも見えやしない。











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2008.02.28 | | Comments(0) | Trackback(0) | 雑感

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